モーターブラケットを選ぶ
まずは、エレキモーターとフローターを取り付ける為の中継器(マウント)となるブラケットを選びます。ゼファー純正品でゴムボート用ブラケットがあったので、これを使用することに。
ちなみに「モーターブラケット」「モーターブラケットDX」と種類がありますが、今回はフローター用でエレキ以外使う予定は無いので「モーターブラケットDX」を購入しました。
オススメ
モーターブラケットDX
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モーターブラケット |
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エレキ専用。エレキモーターを取り付けない時は、キャスターみたいな感じで転がして運搬できるアンカーローラとして使うことができる。 で購入できます。 |
2馬力船外機に使用可能。 |
ブラケット取り付けパーツを購入する
ブラケットを取り付けるゴムパーツ、簡単に買えるかと思っていたのですが、どのショップにも売ってありません。ゼファーに直接問い合わせるも、「動力に関わる箇所の為、安全性を考慮し、パーツとしては販売しておりません。弊社製品に限りますが、メーカー修理対応のみとなります。」とのこと。
しかし、ヤフオクで発見!
残念ながら、ゴムパーツだけの販売は無くなったようです。
しかし、モーターブラケットとゴムパーツがセットになった商品を見つけました↓
ゼファーボートの純正品を使うより、こちらの方が安く済みますね。
それでも入手できない場合は、ホームセンターで代用品を探してみて下さい。参考に寸法図を書きました。
接着剤を選ぶ
ゴムパーツを取り付ける為の接着剤です。ゼファーボート専用接着剤も使ってみましたが、左下の曲がりがきつい部分ではうまく接着できなかった為、「セメダイン ペグα」を購入して使いました。
オススメ
セメダイン ペグα
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ゼファーボート専用接着剤(30g) |
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で購入できます。 | ゼファーボートのフローターなら、修理キットとして、橙色の筒の中に入っています。 |
取り付け作業
↓画像はクリックすると拡大します。
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まず、フローター本体に空気を入れます。ブラケットの取り付け位置を調整し、水性ペンなどで目印を付けます。
右利きの人は「右後ろ」、左利きの人は「左後ろ」が良いです。理由は、エレキと反対の位置に取り付けることになるロッドホルダーが利き手と同じ方にあると、キャスト時に立ててあるロッドにぶつけてしまうことがあり、非常に不便になるからです。
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フローターは膨らませたまま、左下→右下→右上→左上の順番にゴムパーツを取り付けるのがオススメです。
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まずは、左下。縫い目を跨ぎ、曲がりも強い箇所なので、一番はじめの取り付けやすい状態で取り付けます。
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接着剤を取り付けゴムに塗ります。「セメダイン ペグα」には、「弾性接着剤」と「瞬間接着剤」が入っており、負担の大きい角の部分には瞬間接着剤を塗りました。
接着剤の説明書に書いてある使い方とは逆ですが、こうすると、曲がりがきつい部分も早く固まってくれるので、取り付けが非常に楽でした。
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接着剤を取り付けゴムとフローター本体に塗り、しっかりと手で抑えたまま5分ほど我慢。取り付け部分の角が剥がれやすいので、角は入念に抑えておきましょう。
手を離しても大丈夫なら、半日ぐらい固まるのを待ちます。
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次は、右下。まず、負担を掛けないように慎重にブラケットを左下のゴムパーツに差し込みます。接着剤を塗ったゴムパーツをブラケットの右足から差し込み、さきほどと同じように手で固定します。
こうすると、ズレが少なくなるので、ブラケットの抜き差しがスムーズにできるように取り付けられます。
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同様に、「右上」「左上」と固定していきます。ただ、ここは少し負荷が強く、ブラケット差したまま固定するのは大変なので、無理そうなら、ブラケットを外して付けても良いかと思います。
空気を抜けば、ゴムパーツ間にも遊びができるので、多少ズレていいてもブラケットは差し込むことができます。
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これでゴムパーツの取り付けは完成です。
形状上、うまくフィットさせることができず、左上のゴムパーツは1/3ぐらいしか刺さっていませんが、十分固定の役割を果たしてくれてます。
【番外編】 取り付け作業の失敗談
実は3回失敗してます。
まず、1回目。弾力性接着剤「セメダイン スーパークリア X2」という接着剤を使ったのですが、これが全然ダメで、取り付けゴムの角が数時間で剥がれてきました。そこをちょっと力を入れて上に押し上げてみると、バリバリバリとの音と共にあっさり剥げてしまったのです。
そして、2回目。1回目の失敗で、へばりついたボンドをマイナスドライバーで取り除く作業が大変でした。もしかしたら、膨らませたまま貼り付けたから、角に負担が掛かり、剥がれてしまったのかもしれないと思い、今度は、空気を抜いた状態で接着してみることに。しかし、これも失敗。数時間後、空気を入れてみると、一回目よりも激しく角からバリバリバリと剥がれてしまいました。やはりこちらの方が張りの負担は大きくなりますよね。
3回目。フローター修理キットに「純正接着剤」を発見したので、今度は空気を入れた状態で接着を試みるが、固まるまでに時間が掛かるようで、押さえつけてる腕が限界に…失敗。
最終的に、瞬間接着剤がセットになっている「セメダイン ペグα」に変え、空気を入れた状態で接着することでようやくうまくいきました。取り付け部分への負担を考えると、難易度は高くなりますが、フローターに空気を入れたまま接着する方が良いという結論になりました。